サラリーマンの知ったかぶり

法学修士のサラリーマンが(なぜか法学以外の分野の)研究を読んだ感想を自由気ままに書いています。同時に、無類のドラマ好きでもあるため、ドラマについてもあれこれ書き殴って行きます。

2016-09-26から1日間の記事一覧

苅谷剛彦、本田由紀編『大卒就職の社会学――データからみる変化』②

本田由紀「日本の大卒就職の特殊性の問い直す――QOL問題に着目して」(1章) 【目的】 「大卒就職に関わる諸主体にとって、日本の大卒就職のあり方そのものが、合理性や納得性を有したものであるか」を問題化する視角に基づいて、今の大卒就職のあり方を考察…

苅谷剛彦、本田由紀編『大卒就職の社会学――データからみる変化』①

苅谷剛彦「大卒就職の何が問題なのか――歴史的・理論的検討」(序章) 【目的】 「大卒卒業者の就職」に関する社会学的研究がどのような意義を持つのかについて、先行研究を検討を通して明らかにする。 【検討】 就職研究の原点は、学歴格差の問題視にあった …